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アクセスコントロール設定編②

プロジェクト上の行/列アクセスコントロールの実装

前回のリソース単位でのアクセスポリシーに引き続き、アクセスコントロールの機能について紹介します。
RapidTable 2024.03のバージョンアップ以降、プロジェクト内の行(=レポート)や列(=フィールド)の閲覧と編集を制限するための「表示設定」が利用できるようになりました。

例えば、従業員の管理データベースの場合、従業員が自身の情報しか閲覧できないようアクセス権を管理したいケースがあります(=行レベルのアクセス制御)。
あるいは、人事部では雇用契約のアクセス権、業務部門は担当業務情報のアクセス権をそれぞれ分けて管理したいケースがあります(=列レベルのアクセス制御)。
このように行/列の可視性を制御することで「データの可用性とアクセス制御」、「データの所有者と管理者」を明確化するというデータガバナンスの重要な要素に対応できるようになります。

このコラムでは、上記の設定方法を紹介します。

設定方法

行/列アクセスコントロールは、次のアプリケーションに対して閲覧/編集制御を設定することができます。

  • スプレッドシート ... 検索条件や列の表示/非表示、列のピン留めなどの設定をまとめた「レイアウト」情報を用意し、ユーザーが閲覧できる範囲を制限
  • 入力フォーム ... 入力フォームを個別に用意し、ユーザーが編集できるレポート情報の範囲を制限
  • ドキュメント・デザイナー ... ドキュメント・デザイナーを個別に用意し、ユーザーが閲覧できるレポート情報の範囲を制限

上記3アプリケーションに対するユーザーの利用範囲をプロジェクト設定画面にて登録できます。

プロジェクト上の行/列アクセスコントロールの実装

プロジェクト設定画面のユーザー表示設定上で設定を行います(予めプロジェクトを編集状態にします)。
追加ボタン()を押下すると、下図の編集ダイアログが表示されます。

プロジェクト上の行/列アクセスコントロールの実装

ダイアログ上で表示設定を適用するユーザーを選択し、アクセス制御を適用したいアプリケーション(スプレッドシートのレイアウト、入力フォーム、ドキュメント・デザイナー)もあわせて選択します。
尚、アプリケーションが選択されていない場合は、アクセス制御が不要(=全ての行や列に対する閲覧や編集が可能)状態になります。
ダイアログの右下「適用」ボタンを押下して、設定作業は完了です。

プロジェクト上の行/列アクセスコントロールの実装

このように、簡単かつ柔軟な行/列のアクセスコントールを実装することができます。
ぜひご利用ください!


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