RapidTableでは、社外・取引先とのファイル受け渡しツールを一つのアプリケーションとして作成することが可能です。
専用ツールやサービスを別途導入しなくて、送信先(メールアドレス)と共有ファイルをRapidTableでデータ管理することで実現できます。
また、RapidTableのコンセプトにもなっている「ノーコード・データベース」だからこそできる、社内ルールや業務プロセスに合わせたファイル共有アプリを作り込んでいけるのも魅力の一つです。
今回(コラム第1弾)は、最もシンプルな構成でファイル共有アプリの作成方法を紹介します。
プロジェクトの作成
まずはファイル共有する宛先(名前、メールアドレス)のリストを管理するためのプロジェクトを作成します。
RapidTableでは、共有する「人」に対して「ファイル」を設定する方法をとります。
例えば、請求書や発注書など定期的に同じ宛先にファイル共有するケースや、イベント告知や案内状を一斉送信するケースに向いています。
また、「誰」に「何」を共有しているかが一目でわかりやすいというメリットもあります。
メーリングリストは通常の手順でプロジェクトを作成します。
プロジェクトを作成後にアプリケーション追加メニューから「メーリングリストを追加する」を選択します。
メーリングリスト アプリケーションの設定画面は、ボタン操作だけで必要な設定・データ項目(スキーマ)を用意することができます。
以下の動画のように画面の案内に従って、フィールドの作成ボタンを押していくだけで、最もシンプルなファイル共有アプリの完成です!
ファイル共有における2つのケース
ファイル共有は2つの利用ケースがあり、それぞれメーリングリストのアプリケーション設定の「共有リソース設定」で対応することができます。
メーリングリストの宛先ごと個別にファイルを設定
メーリングリストの宛先全てに同じファイルを設定
メーリングリストの作成
アプリケーションの設定後は、送信先の情報(名前・メールアドレス)、個別のファイル送信を設定した場合は添付ファイルを登録します。
メールの送信
メール送信は、メーリングリスト アプリ画面の「一括送信」(下図)、またはスプレッドシート側から個別送信も可能です。
今回はシンプルなファイル共有アプリの作成をご紹介しました。
次回はファイル共有時の制限設定についてご案内します。